diadora HERITAGE TRIDENT 90 NYL
ディアドラヘリテージ、トライデント
スニーカーに詳しいって訳ではないが、これは良いスニーカーだと思う。
細部まで丁寧で、made in Itaryのイメージを覆す(?)出来だ。
ディアドラはサッカースパイクのイメージが強いが、普通のスニーカーも普通に作っている。
ベーシックなラインはアンダー1万円で展開されているが、高価なラインも存在する。
それがHERITAGEラインと、そしてイタリア製のラインだ。
で、これはイタリア製のHERITAGEラインということで、最も高価なライン。
HERITAGEラインではこのTRIDENTとEQUIPEというモデルが有名だ。
特にEQUIPEはスニーカーに洗いをかけたこなれ感が受け、イタリアファッション全盛の数年前に大うけした印象。
ジャケパンやジャケット+ヤコブコーエンにEQUIPEを合わせる、みたいな。
現在は少しメンズファッション全体的にイタリア離れが見受けられるため、最前線とは言えないかも知れない。
個人的にはこのTRIDENTが気に入っている。
幅はシュッとしていて、縦にはボリュームがあるというバランスが唯一無二な感じ。
いや、知らないだけで他にもあると思う。
でもそういうバランスを綺麗に保っている一種であることは間違いない。
EVAソール
ソールにポリウレタンを使用していないので加水分解しない。
これは最高の魅力という訳ではないが、何故か、そしていつの間にか靴が必要十分を軽く超えている人間にとってはとても重要なポイントとなる。
数年で加水分解されては下手すれば数十回も履かれることがないままおしゃかになりかねない。
スニーカーにも革靴と同様、長持ちして欲しいのよ。
履き心地は固め。しかし、しっかりと地面と足の間を取り持ってくれていて、素晴らしい。文句なし。
イタリア木型
まさかスニーカーでイタリアラストの特徴に触れるとは思わなかったが、イタリアの木型が僕の足には合う。
イギリスの木型と比較して。
ポイントは甲の立ち上がり角度だ。
イギリスよりイタリアの方が甲の立ち上がり角度が広角だ。
僕は甲高だからか、イタリアの木型の方が履いていて楽に感じる。
革靴はもちろん、この靴を履いてスニーカーでもそういう特徴は引き継がれているんだな、と感じる。
かなり厚手のインソール。
取り外し可能だ。
DIADORAではEQUIPEも割としっかりしたインソールが入っていて、見た目ほどぺったんこな履き心地ではない。
FIT、サイズ感
実寸足長25㎝、足囲24.5㎝でUK8(JP26.5㎝)。
ああ、これが適正サイズだな、という感じ。
文句なし。