thekanの靴ブログ

最近開き直って『靴』ブログに名前変えました。

雨用の合皮靴

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大雨の日に大活躍。

PUレザー(合成皮革)のストレートチップ

う~ん。今時の合皮はクオリティ高いね。といっても購入は数年前だが。

ぱっと見じゃ見分けつかないもんね。

雨の日の靴

雨の日の靴をどうするか。

これは革靴好きの永遠の命題だろう。

みんな、小雨であればこれかこれ、本降りであればこの靴に撥水スプレー、などといった何かしらの基準を持っていると思う。

そして困るのが大雨の日だ。

雨用としている履き古した本革の靴であったとしても、例えば台風のような大雨の日には履いて出るのは憚られる。

しかし、それでも仕事には出なければいけないのだ。

 

 UNITED ARROWS green label relaxing KW RAIN ST-TIP

これはグリーンレーベルリラクシングのオリジナル商品。

スーツに対応できる大雨の日用の靴として僕はこれをチョイスした。

サイドゴアで似たような商品は見かけるが、スーツ限定と考えるとストレートチップの方がより対応できるシチュエーションが広いかな、と。

そしてこれはぱっと見の雰囲気が合皮靴と感じさせない成型であることが決め手となった。

 

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う~ん。

良くできている。

冠婚葬祭に履いていっても参加者の平均以上には見えそう…

安い合皮靴はやたらロングノーズだったり、スワールモカだったりとなかなか本格靴好きには受容し難い意匠であることが多いが、この靴は大丈夫だろう。

どことなく山長のラストに雰囲気が似ているかな?

因みにブラックの他にダークブラウンがあるが、ブラックの方が合皮感が薄いためおススメだ。

ブラックは本革の質感がすごくよく再現されていて、近寄っても見ても判別できないかも。いや、むしろ近寄った方が惑わされるかも。

しかし、履けば一発だ。蒸れるし。こればかりは仕方がないけどね。

アッパー合皮で、ライニング本革の靴好きのみをターゲットにした雨用靴を企画してくれないかな~。値段1.5倍でお願いします。

 

 

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ソールはダイナイト風。靴が好きな人が企画したんだろうか。

でも明らかに安っぽいのは微笑ましい。靴が好きで、ダイナイトを模すのであれば、もう少しやりようがあったのでは…

しかもマッケイ位置にイミテーションの縫い目が…

ウェルトにはグッドイヤーのイミテーション出し縫いがあるのにも関わらず。

…やっぱり企画者はそこまで靴にこだわりがないのかも。

 

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なお、最初に「ん?」となったのはこの踵の意匠。

なんと360°グッドイヤー(驚愕)

「わかってないな~」などと偉そうにも思わざるを得ない。(ごめんなさい)

どう?どんな人が企画したか、よく分からなくなってくるでしょ?

そういうところも含めてまあまあ気に入っているんだ。

 

FIT

実寸足長25㎝、足囲24.5㎝でサイズは41。

一般的なヨーロッパサイズよりは小さめであることは間違いない。

ライニングも合皮なので、お世辞にも履き心地がいいとは言えないが、インソールに若干クッション性もあり、使用には十分耐えるものだ。