靴界における答えのない議論⑥ シューキーパーはどんな靴にも必要なのか?
この広大な靴界にはいたるところに答えのない議論が存在する…
…そう思っていたころもありました…
でも実は『そんなに無かった』のです!
ということで答えのない議論界のエース、シューキーパーさんにまたまたご登場いただきましょう!!
シューキーパーってどんな靴でも必要なの?
さすがシューキーパーさん!
掘り下げていくといっぱい答えのない議論を抱えていらっしゃる!
この議論に登場するのは何度目だ…?
3回目くらいか、いやもっとか。やっぱり3回目か。
これ、いるに決まっているって人と、いらないよって人に分かれる。
よね…?
シューキーパーって何のために使うの?
つま先の反り返りを防止し、皴を伸ばし、全体の形を整える。
そんな素晴らしい効果をお持ちなのだ、キーパーさんは。
つまり、まあ、ピシッとさせるために使う。
もう少し踏み込むと、新品の状態に近づけるために使われるのだ。
もちろん実際は新品状態を維持できるわけではないので、よい経年変化を保たせるため、なのだが。
じゃあ、どんな靴も新品状態に近づけたいの?
答えのない議論となるポイントはここだ。
ドレスな靴を中心に考えているやつはYESだし、ワークな靴を中心に考えているやつはNOだ。
そう、個人的にはワークシューズやワークブーツにはツリーは必要ないと考えている。
ツリーはアイロンのようなものだ。
アイロンをしっかり当ててきたいシャツもあるし、洗いざらしの風合いが活きるシャツもある。
リネンシャツとか。
スラックスにはアイロンを当ててクリースをつけるし、デニムパンツ(ジーパンといいたいが…)にアイロン当てることは人生で一度もなかったし、今後も多分ない。
積極的に使いこみ感を持たせることが、モノに奥行きを与えることもあるのだ。
でも、でもね。
もちをんリネンシャツにアイロンを当てるやつもいるわけで、それはもう個々人の嗜好だよね。(ピシッとしたリネンもそれはそれでいいよね)
履き皴にホコリや古い靴クリームがたまる…?
もう一点、必要派の主張のポイント。
履き皴に誇りやクリームがたまって、それが靴にダメージを与えるということ。
まあ、分からんでもない。
普段のホコリ払いや手入れの時だけにキーパーを入れることではだめなのか、それはもう誰も判断できない世界なのだ。
ワークブーツにはキーパーは不要?
ということで個人的にはワークブーツにキーパーはいらないな~。
つま先が反り返り、使い込まれた感があった方が魅力的だと思うから。
ドレスシューズには絶対使うけど。
でもキーパー余ってるし、ワークブーツにも割と突っ込んでたりもする…
あれ?もう何が何だか…