TAPIR LEDEROIL(タピール レーダーオイル)
栄えあるthekanの『最も優しい汚れ落とし』に認定されたタピールのレーダーオイルについて書いていく。
TAPIR
ドイツの皮革ケア用品メーカー。
シューケア用途に限った製品は出しておらず、あくまで皮革全般に対応する製品が主。
天然由来成分100%に拘った製品づくりが特長だ。
サフィールと語感が似ているので、「えっ、タピール?サフィールの間違いでしょ」みたいな時期は誰もが通る道である。(適当)
他のメーカーと明らかに一線を画すレトロモダンな製品パッケージには独特の魅力がある。
しかし、街中で見かけることはほとんどなく、入手する機会は限られる。
かなり能動的に求めなければ目にする機会すらないかもしれない。
レーダーオイル
冒頭、『最も優しい汚れ落とし』として紹介したが、厳密には保革製品であり、汚れ落としは主たる効能ではない。
タピールではクリームは重ね塗りで問題ないと考えているようで、リムーバー的製品は用意していないと代理店が発信している。
ただ、巷では保革しながら汚れが落とせる製品として認知されている模様。
(もちろん商品説明にも汚れ落とし効果は明記されているが)
使用感
実際使用してみると、靴クリームに関してはステインリムーバーと同程度には落とせている感じ。
クリームはモウブレイのデリケートクリームが無茶苦茶落とす、と超個人的に考えているが、やはりそれには劣る。
ステインリムーバーよりは圧力を掛けて使用するイメージ。
オイルなので浸透が早く、気を付けていないとムラになる。
黒靴の場合は気にならないけどね。
ごく少量を布に取って、その上で別の布でポンポンと少し落として使用するといい感じ。
で、踵からスタートする。
茶靴の場合は多少全体的に色が濃くなり、風合いが変化する。
ただしばらくすると完全とは言わないが元に戻るのであまり気にしていない。
薄く塗ろう。
↑この写真は左足(向かって右)だけレーダーオイルでクリームを落としたもの。
光沢はなくなり、クリームが落ちていることが見て取れる。
ただし、本製品の場合、オイルによりマットになっている面も否定しきれないことには留意してもらいたい。
※左右の皺の差は気にしないでね。別の靴にすればよかった…
今度は右足(向かって左)のクリームを落とし、左足はレーダーオイルの後シュークリームジャーで仕上げたもの。
注油効果か、光沢がやや抑えられ、艶が滲み出るような仕上がりとなる印象。
寄ってみた。このじわっとした感じが伝わるだろうか…
その他
もう一つはっきりとした効果を実感している。
革が柔らかくなる。
良いか悪いかは別として。
履き皺のコントロール的な面でビフォアーケアにもいいかもしれないね。
個人的にはまだ本製品を購入後、表革の靴を購入していないから体験を紹介できないけれど…
総評
実際、靴の汚れ、ってどんなのがあるんだろうね。(主にはトイレ事情かね…)
古い靴クリームという分かりやすい面ではレーダーオイルでもこれくらい落とせるし、それでいて靴にダメージがないと考えると非常によい商品だと思う。
ただ、他の、『汚れ』という面では目に見えないことなので何とも…
一応レーダーオイルには酢が配合されていて、殺菌作用もあるようではある。
ということで、実は現在のところ自分としては水拭き→レーダーオイル→乳化性クリームの流れが最も気に入っている。
バランスよさそうじゃない?笑
次回は茶靴ver.を紹介。
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追記
フレーゲクリームの紹介記事です。