革小物の手入れ
靴と革小物で異なるところは、革小物は『手で触る』ということだ。
で、今回も個人的雑感ですのであしからず。
靴クリームを流用したくなるが…
我々靴好きは手元に様々な靴磨き用クリームがある。
どうせなら財布の手入れにもこれらを流用したくなるのが人情ではないだろうか。
実際手元にあるクリームのいくつかは用途が革製品全般となっている。
しかしここで僕は立ち止った。
財布や鞄の持ち手は常に手で触れる。
こういうクリームって手で触れても全く害がないんだっけ?
手で触れるものには多少品質が気になるのはこれまた人情じゃないか。
有機溶剤
乳化性クリームは水分と油分を混ぜる(=乳化)ために有機溶剤を使用している。
で、どうも有機溶剤は中毒を引き起こす劇薬らしい。
しかも呼吸器からの接種以外にも皮膚からの浸透による接種もある。(!)
そして多くの靴クリームの多くにはこの有機溶剤が含まれている。
…いや、分かっている。分かっているんだよ。
そんなごく少量のクリームで人体に影響なんて無いことは。
実際有機溶剤を使用していてもメーカーが財布にも使えると謳っているクリームは沢山あるんだしね。
それでも…
革小物の手入れには『有機溶剤不使用』のクリームを使いたい!
有機溶剤を使っていないクリームがあるんなら、そっちを使った方が絶対良いではないか!
と考える僕のような方もいらっしゃると思う。
あるんですよ。そういうコンセプトの製品が。
・コロニル 1909シュプリームクリームデラックス
[コロニル] Collonil 栄養クリーム 1909 シュプリームクリームデラックス 100ml CN044010 (Colorless100ml)
・モウブレイのクリームナチュラーレ
[エムモゥブレイプレステージ] M.MOWBRAY Prestigio クリームナチュラーレ 20612 (ニュートラル)
・タピールのレーダーフレーゲ
手に入りやすいのではこの辺りが挙げられるかな…。
こういった有機溶剤に焦点を当ててクリーム探しするのも面白いよ。
不使用のクリームで手入れして気持ちよく革小物を使っていこう!
…実は下手したら財布より靴をベタベタ触っているのは秘密だ。
Collonil 1909シュープリームクリームデラックス
で、個人的に使用しているのはこれ。
理由は過去、前身であるディアマントを使用していたから。
先ほど挙げた他のクリームは使用したことがないので、使用感の違いは分からない。
他のクリームとの大きな違いはフッ素が配合されていて、耐水性の向上に寄与するらしい。
フッ素が配合されていることには賛否両論があるようだ。
中には靴に悪影響があることを懸念している論調も見られる。
この辺りはまさにオカルトの世界なので、自身の感覚でもって判断するしかない。
僕は問題ないと考えている。なんでか?なんとなくだ。
それよりも日々の手入れで耐水性が向上するってことは嬉しいじゃないか。
このクリームは驚くほど吸収されるのが早い。
デリケートクリーム並み。
靴に使用した場合、ブラシで伸ばしている暇がない。
バーっと布で広げていかなければ追いつかないのだ。
良くしみた後、内側から滲み出るようなツヤを出す。
このツヤ感は割と好きだ。
(革小物の手入れというテーマだが、このクリームは靴の手入れにも使用している。)
色付きバージョンも気になってるんだよね。
黒買ってみようかな…
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